本わさび

本わさびは、学名:ワサビアジャポニカ(Wasabia japonica、またはEutrema wasabi)といい、深山の清い小川に生える日本原産のアブラナ科植物です。主に根茎(芋ともいう)をすりおろして、寿司・蕎麦・刺身などの日本料理にはかかせない食材です。

 

※ 本わさびは、別名;沢わさびとも呼ばれますが、本サイトでは後出の西洋わさびと区別するため、「本わさび」と表現しています。学術論文や発表要旨などで、単に「わさび」と記されている場合は、本わさびを指します。

 

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わさびは、捨てるところがない

本わさびは、すりおろして薬味などに使う根茎(通称;芋)をはじめ、根、葉、葉柄(通称;茎)、そして花まで、わさび特有の香りや辛味があり、わさび漬や漬物などに使われ、まさに捨てるところがない植物です。

 

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参考;西洋わさびとは

西洋わさび(別名;ワサビダイコン、山わさび)は、ヨーロッパ原産の植物で、英;ホースラディッシュ、仏;レフォールと呼ばれます。外見は、本わさびと異なりますが、同じアブラナ科に属し、辛味成分は本わさびとほとんど同じです。

 

食用としては、西洋料理でローストビーフなど肉料理の付け合せにすりおろして使われます。また、加工わさび(粉わさびや、生おろしわさび)製品の原料として多く使われています。

 

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